戦闘避難民への緊急支援に
駆け付けた奨学生たちの声

《vol.31》

ピキットで8月初め、イスラム国(IS)とフィリピン国軍による戦闘が発生しました。

これにより、戦闘地域を流れるプランギ川対岸から600世帯以上がパイドゥ・プランギ地区に避難しているとの情報がピキット福祉局に勤務するMCL理事のグレイスさんから寄せられ、MCLは直ちに戦闘避難民への緊急支援を決定。8月4日と17日の2回、ビニルシートや日本から支援物資として届けられた古着などを携え、避難所へ向かいました。

この支援活動に参加した奨学生のノルハイナさん(ムスリム)、ベビタカさん(カトリック)、エルミーさん(精霊信仰のマノボ族)の3人に話を聴きました。

*ベビタカさん、エルミーさんの話に出てくる「バンサモロ基本法」とは、ミンダナオ島にイスラム教徒による自治政府の樹立を認める法律で、2018年7月26日、ドゥテルテ大統領が署名し成立した。

エルミーさん(右)

ノルハイナさん(左から2人目)

ベビタカさん(左)

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