<特番>戦争を知る人たちの言葉~後編~
【著者に聴く -vol.3】ミンダナオ子ども図書館 松居友さんが語る、紛争地から見た日本
戦争を知る人たちの言葉。後編はミンダナオ子ども図書館の松居友さんの言葉です。
日本にやってくるバナナやパイナップルの産地としてなじみ深いフィリピン、ミンダナオ島。
太平洋戦争前には、マニラ麻の生産のため日本人がこの島に渡り、一時は2万人もの人々が暮らしていました。
しかし、戦時中は戦場と化し、多くの犠牲者を出しています。
そのミンダナオ島。
みなさんは、戦後も40年以上にわたって紛争の絶えることのない島であることをご存知でしょうか。
イスラムの反政府組織や原理主義組織、そしてフィリピン共産党の軍事組織がたびたびフィリピン政府軍と、また駐留するアメリカ軍と戦闘を繰り返しています。
今回、お話いただく松居友さんは、その紛争地で戦争の犠牲となった子どもたちのために、絵本の読み聞かせや保育所建設、スカラシップなどの支援活動を行っています。
紛争の島に生きる松居さんの目には、安保関連法案で揺れる今の日本がどのように映っているのでしょうか。
ナビゲーターは加藤萌子さんです。
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- 生きるってどういうこと?~『サンパギータのくびかざり』に込めた思い
- 朗読『サンパギータのくびかざり』
人道的であれば対立を回避できる。争いに未来を期待することはできない。ましてや武力による平和などありえない。双方が武器を置くこと。日本が仲介の労を取るべきだ。一方の側に加担する自衛隊派遣などもってのほか。