火の海に響き渡った南無妙法蓮華経

《vol.2》 中倉眞知子著『誰もいない教室―聞き書き 少女たちの戦争―』(のんぶる舎)より、土方和子「小学4年生の勤労奉仕」聞き書きから
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小説家でエッセイストの中倉眞知子さんは1951年の戦後生まれですが、出版社の依頼を受け、動員学徒の女性たちを取材することになりました。この本は中倉さんが聞いたその女性たちの体験をまとめたものです。

朗読する場面は1943年(昭和18年)、当時小学生で勤労奉仕をしていた土方和子さんの体験談です。

勤労奉仕とは1938年に当時の文部省が通達したもので、労働力不足を補うために中等学校、高等学校、大学の生徒や学生たちは長期休業中に3日から5日、軍需工場や農村などで勤労奉仕することが義務付けられていました。
戦況が悪化した1944年8月には学徒勤労令が公布され、国民学校の子どもたち、今の小学生までも強制的に農作業や工場での作業を強いられたのです。

土方さんも東京都八王子市に住み、勤労奉仕作業に当たっていました。その時の体験や1945年の空襲について、中倉さんがつづっています。
中倉さんがお話を聞いた1993年には、土方さんは東京都西多摩郡日の出町に在住し、児童書や戦争を題材にした写真集などのセールスをしていたそうです。

それでは土方和子さんからの聞き書き「小学4年生の勤労奉仕」の中から、抜粋してお送りします。朗読は日本語教師の掛谷新子さんです。

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