シベリア抑留資料 安田さんの絵も記憶遺産に

国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は10月10日、シベリア抑留資料を世界記憶遺産に登録しました。
この記憶遺産の中に、《戦争体験記を読む》でも朗読した『絵本 シベリア物語』の著者で、「<特番>戦争を知る人たちの言葉」でもお話しいただいた安田清一さんの水彩画も含まれています。番組ウェブサイトに掲載している「46年~49年 民主運動」はその1つです。
⇒《vol.4》絵が物語るシベリア抑留
⇒<特番>戦争を知る人たちの言葉~前編~

安田さんは今回の登録について、「世界中に知られるようになる」と歓迎するとともに、「ソ連とはほとんど戦闘を起こしていない。突然、私たちは連行され、武装解除後も抑留され続けた。いまだに、なぜ抑留されたのか、まったく分からない。ただ、戦争になれば、そういう不可解なことが起こり得る。だから絶対に戦争をしてはいけない」と力を込めてお話されました。

安田さんは抑留中、収容所内で抑留者らと作っていた壁新聞にイラストを描いていました。ある日、それに目を付けた旧ソ連の将校に「イルクーツクのメーデーをスケッチしてこい」と、スケッチブックと絵具を手渡されたことがきっかけで、抑留生活のスケッチを残しました。

このたびの記憶遺産登録は、舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)が所蔵する570点のシベリア抑留者に関する資料「舞鶴への生還」で、その中に安田さんがスケッチブックに描いた水彩画が含まれています。

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