戦争の始まりの日の情景、声と音と光の記憶

《vol.10》 9条の会 所沢やまぐち編『いのちあり ひかりあり―私の戦争体験―』より、詩2編

いのちあり ひかりあり 私の戦争体験

今回は、「9条の会 所沢やまぐち」編『いのちあり ひかりあり―私の戦争体験―』より、2編の詩をお聴きいただきます。

「9条の会 所沢やまぐち」は埼玉県所沢市の南部、山口、荒幡、小手指南の地域に住む市民たち、およそ50人が憲法9条を中心に平和の問題を取り上げて勉強しているグループです。
戦後73年を迎えた2018年、その会員の中から、「自分たちの戦争体験を若い人たちに残しておきたい」という声が上がりました。そこで、戦争の記憶がある20人が当時の生々しい体験を書き綴り、1冊の本にまとめたのがこの本です。

手記を寄せた方々は現在70代から90代。戦時中の庶民の暮らし、子どもの時に受けた軍国主義教育、疎開など一つ一つの体験から、戦争は人々の暮らし全てを巻き込んだ出来事であることが伝わってきます。

その中から、所沢市在住の2人の方が寄せた詩、いしだみちおさんの「ところざわ<昭和十二年>」、中原道夫さんの「記憶の中から」をお聴きいただきます。
いしださんは日中戦争が始まった1937年、昭和12年7月7日の出来事と、少年だったいしださんの見た所沢の光景を重ね合わせました。
中原さんは記憶の中にある少女の嗚咽、B29の残骸、高射砲の破片、部屋にともした裸電球に戦争の姿を浮かび上がらせます。

朗読は、「9条の会 所沢やまぐち」会員の森生郁代さんです。

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